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川魚グージョンの天麩羅 [帰国後]

永井荷風がリヨンに滞在していた頃から
リヨン市を流れるソーヌ川上流のリールバルブ(髭の小島)辺りでは
川魚の天麩羅が有名だったようだ。

  藤棚に蔽われたる出窓の欄干には、
  川魚天麩羅御料理の札を下げ、
  ・・・「ふらんす物語」休茶屋(新潮文庫)

  通り過ぎる居酒屋へはいって、
  土地で自慢の川魚グージョンの天麩羅で晩餐をととのえる時、
  ・・・「ふらんす物語」蛇つかい(新潮文庫)

‘グージョンの天麩羅’とは?

加太宏邦さんが書いた「荷風のリヨン」(『ふらんす物語』を歩く)に
答えが載っている。

・・・グージョンというのは川はぜのこと。
公害に弱い魚で、今はソーヌ川では捕れない。
昔はてんぷら(フリチュール)といえばグージョンだった。

今、ソーヌ河畔のレストランはどこも決まりきったように
「エペルランのてんぷら」をメニューに掲げている。
ただし、エペルランは海の魚。

荷風のリヨン―『ふらんす物語』を歩く

荷風のリヨン―『ふらんす物語』を歩く

  • 作者: 加太 宏邦
  • 出版社/メーカー: 白水社
  • 発売日: 2005/02
  • メディア: 単行本

加太宏邦さんの「荷風のリヨン」は、
リヨンに行かれる方にぜひ読んでいただきたい本です。


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