「マカロン macaron 」 [リヨンにて]
今も続いています。
今年のリヨン行きで
フランスの「マカロン macaron 」ブームを
あらためて実感しました。
実感した中で、
リヨン・パーデュー Part-diue 駅前にある
複合商業施設内にあるマクドナルドで
「マカロン macaron 」が定番で売られていたのには
驚きました。
しかし、よくよく考えてみると、
日本でも「マカロン」がブームで
コンビニでも買えることを考えれば、
フランスのマクドナルドで売られていても
驚くほどのことではないかもしれません。
「クネルQuenelle」 [リヨンにて]
一番気になった料理は「クネルQuenelle」です。
2006年7月、
そして2007年6月にリヨンへ行った時にも
「クネルQuenelle」を食べましたが、
今年ほど気にはなりませんでした。
それでは、
「クネルQuenelle」とはどんな料理なのでしょうか?
①「おいしいフランス極上の素材を訪ねる」
(相原由美子・著、岩波アクティブ新書)の
144ページに次のように書かれています。
・・・クネル・ド・ブロッシュQuenelle de Brochet
(川かますのクネル。クネルとは魚のすり身に
卵白を加えてはんぺん状にしたもの。
クリームのソースを添える)・・・
②「地球の歩き方フランス`08~`09」(ダイアモンド社)の
449ページに次のように書かれています。
・・・川カマスのクネルQuenelle de Brochet
(魚のすり身をゆでてスフレ状に焼いたもの)
③「世界の100都市リヨンとディジョン」(朝日新聞社)の
27ページに次のように書かれています。
・・・「クネル・ド・ブロシェ」という、川カマスのすり身を
クリームなどで大きな団子にしたリヨン風ハンペン・・・
さて、「クネルQuenelle」が、
今年のリヨン行きで一番気になった料理だと書きましたが、
驚いた料理でもありました。
「リヨン食品市場(レ・アル・ド・リヨン)」 [リヨンにて]
6月3日(火曜日)の最初の目的地は、
「リヨン食品市場(レ・アル・ド・リヨン)」
Les Halles de LYON
です。
「リヨン食品市場」は、
日本の卸売市場とは異なり競り売りはなく、
卸売市場の場内・場外にある
肉屋、乾物屋などの関連食品棟といった感じです。
さて、「リヨン食品市場」では、
もちろん看板店の
シャルキュトリ「シリビア Silibia 」などを
見て回りましたが、
‘変化’に気がつきました。
リヨン料理 [リヨンにて]
リヨン料理の特長をあげると、
まず「家庭の味」(家庭料理)であり、
そして「量の多さ」でしょう。
日本の結婚式披露宴で供されるフランス料理が
‘フランス料理’だと思っている方がリヨン料理を食すると、
そのシンプルさ、その量の多さにきっと驚くと思います。
リヨン料理といえば、
リヨン風サラダ、グラチネリヨネーズ(オニオングラタンスープ)、
タブリエ・ド・サプール(牛の胃袋のフライ)、クネル・ド・ブロシェ(川かますのクネル=はんぺん)
セルヴェラ(ピスタチオ入りリヨン風ソーセージ)、テット・ド・ヴォー(子牛の頭と舌の煮込み)
などが有名です。
さて、今年のリヨン滞在では、
「ブラッスリー・ジョルジュ」へ3回行きました。
「ブラッスリー・ジョルジュ」は1836年創業で、
400~450人を収容できる大ホールがあるブラッスリーです。
‘ブラッスリー’とは本来、ビール醸造所という意味だそうですが、
「ブラッスリージョルジュ」は自家製ビールを醸造しており、
本当の‘ブラッスリー’といえます。
リヨンのお菓子屋さん [リヨンにて]
6月5日(火曜日)から8日(金曜日)までの
リヨン滞在中に行ったお菓子屋さんは次の通りです。
①SEVE(セーヴ)リヨン中央食品市場店
リヨン中央市場(Les Halles de Lyon、別称:ポールボキューズ市場)
のラファイエット通りに面した入口から入ると、正面左にあるお店。
2006年にデザイングランプリを受賞したそうです。
②VOISIN(ヴォアザン)
リヨン銘菓「クーサン・ド・リヨン」というお菓子で有名なお店。
③BERNACHON(ベルナション)
カカオ豆の焙煎からすべてを自店で内製するチョコレート屋さん。
「パレ・ドール」は本当に美味しい。
チョコレートだけでなくケーキもあり、
大統領に献上されたことから命名された「プレジダン」が有名。
④PIGNOL(ピニョル)
ベルクール広場から近いエミール・ゾラ通りにあるお店へ行きました。
ベルクール広場に面したデリカ店もあります。
リヨンの公共交通機関 [リヨンにて]
リヨンでの移動には、公共交通機関を利用しました。
今回使った交通機関は、
地下鉄、トラム(路面電車)、そしてケーブルカーです。
乗車券は、各線共通で、乗車区間に関係なく、均一料金です。
●一回乗車券 1.50ユーロ
●回数券(10枚) 12.50ユーロ
●2時間券 2.20ユーロ
●一日券 4.40ユーロ
※地下鉄、トラム、ケーブルカーの他、
バス、トロリーバスにも乗車できます。
地下鉄、トラムの駅には
自動券売機が設置されていますが、
この操作方法でちょっと苦労しました。
●操作方法が日本的ではないこと (直ぐに馴れます)
●紙幣が使えないこと(コインの用意が必要)
●クレジットカードが使えるが、
日本発行のカードは使えないこと
今回のリヨン行きでは3泊(4日)しましたので、
回数券(初日)と一日乗車券を利用しました。
一日乗車券は、トラムのパールデュー駅近くにある
TCL(リヨン市交通局)の乗車券売場で購入しました。
この売場で一日乗車券を購入すると、
TCLが運行する交通機関の路線図がもらえます。
この路線図はフランス語ですが、とても役立ちます。
リヨン観光局が発行する「リヨン案内」と併用すると、
さらに役に立ちます。
「リヨン案内」は、日本語版もあり、
ベルクール広場にあるリヨン観光局の案内所で
入手することができます。
「リヨン案内」、TCL路線図、そして一日乗車券があれば、
世界遺産の‘リヨン歴史地区(ヴューリヨン)、フールヴィエールの丘、
リヨン博物館、オペラ座、ベルクール広場など
行きたい場所へ、迷うことなく行けます。
TGVでリヨンへ [リヨンにて]
日本からリヨンへの直行便はないので、
パリ・シャルル・ド・ゴール空港(CDG空港)で
飛行機を乗り換えて、空路リヨンへ入るか、
CDG空港駅でTGVに乗り換えて
陸路リヨンへ入るなどの方法があります。
私は、去年も今年も、CDG空港駅でマルセイユ行きのTGVに乗車、
リヨン・パールデュー駅で下車するという方法でリヨン入りしました。
TGVは、営業運転で最高時速300kmを出す
フランス国鉄(SNCF)が世界に誇る高速鉄道で、
日本でいえば、新幹線になります。
CDG空港駅からリヨン・パールデュー駅へは、
TGV地中海線経由で約2時間の乗車です。
CDG空港からリヨンへ入る方法は
他に次のような方法があります。
①空路、リヨン・サンテグジュペリ空港へ
CDG空港で飛行機を乗り換え、
リヨン市郊外にあるリヨン・サンテグジュペリ空港へ入る。
サンテグジュペリ空港からリヨン市内へはバス等で移動が必要。
【利点】CDG空港からCDG空港駅まで荷物を持って移動する必要がない。
【欠点】サンテグジュペリ空港からリヨン市内までシャトルバスで約50分かかる。
②パリ・リヨン駅からリヨンへ
CDG空港からパリ市内へ移動し、
パリ・リヨン駅からTGV地中海線に乗車し、リヨンに入る。
【利点】CDG空港駅よりリヨンへ行くTGVの本数が多い。
【欠点】CDG空港からパリ・リヨン駅までの移動に40~50分かかる。
●参考
①リヨン・サンテグジュペリ空港は、童話「星の王子さま」などを書いた
リヨン生まれの作家サンテグジュペリの生誕100年を記念して、
2000年に改名された(旧名・リヨン・サトラス空港)。
②リヨン市内には、TGV停車駅が、ペラーシュ(Perrache)と
パールデュー(Part-Dieu)の2つある。